1月22日、アカデミー賞のノミネーションの発表がロス時間の早朝5時半から行われ、メイクアップ部門に去年もノミネートされた特殊メイクアップ・アーティスト、辻一弘が、今年は彼の恩師であるリック・ベーカーと共に『マッド・ファット・ワイフ』でノミネートされた。
今回の作品で辻が手がけたのは、主演のエディー・マーフィーを中国人の男性や太った女性に変身させる特殊メイク。人種や年齢を変えたり、肉体を太らせたりしながら、かつリアルに見せる技術は、エイリアンなどの特殊メイクより難しいという。
マーフィーを中国人の男性に変身させるために、マーフィーの顔にシリコンで作った人工皮膚を11枚も貼り付けた。その特殊メイクは毎回、3時間半もかかったという。
前回の『もしも昨日が選べたら』では惜しくも受賞を逃したが、今年はどうなるか。その行方に注目したい。
< バラエティジャパン >
http://www.varietyjapan.com/news/movie/u3eqp3000002d6p9.html