2007/08/24

パンチパーマ 名前の由来

「パンチの効いたお兄さんがかけているパーマ」 というわけではありません。

1970年代半ば、福岡県北九州市のスーパーカット「NAGANUMA」の店主、永沼重己さんが、黒人の髪からヒントを得てパンチアイロン(製品名・丸型アイロン) を超極細に改良し(昭和51年特許申請、昭和55年「整髪用電気アイロン」として登録)、その改良超極細アイロンでパーマをかけた髪型 「チャンピオンプレス(これ以上ない髪形という意味)」を発表。ご自身が全国各地の理髪店に講習に行き、爆発的流行となりました。
(この髪型は改良超極細アイロンを600回以上!!も巻き完成させるというから驚きです!!通常、美容師国家試験では全頭パーパスで20分60本以上ですから、なんとその10倍!!)

つまり、本当は「チャンピオンプレス」という名が正しいのですが、パンチアイロン(製品名)でかけたパーマ → 「パンチパーマ」 となったようです。


< 予備知識 >
「アイロンパーマ」 と 「アイパー」は違う技術です。世間ではアイロンパーマを略してアイパーだと思っている方が多いと思いますが違います。
・アイロンパーマは丸アイロンを使って丸めるパーマ。
・アイパーは平アイロンや平接アイロンを使って曲げる(折らない)パーマで、ウェーブがつかないものを言います。